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伊賀和志神楽「鈴合せ」

ページID:0003525 更新日:2022年10月17日更新 印刷ページ表示

伊賀和志神楽「鈴合せ」の画像

概要

 この舞は八つの舞によって構成されていることから「やよし」と呼ばれています。烏帽子をかぶった4人の舞人が,剣と鈴を持ち優雅に舞います。両手に持った杖で様々な形を作り,その上を飛び越えたり,くぐったりするものもあります。

神楽

 神楽は古くから五穀豊穣を祈り,祖先の魂を鎮める舞として伝えられてきた伝統芸能です。
 広島県には300ほどの神楽団体があります。高千穂神楽で有名な宮城県は350団体で日本一です。広島県は宮城県に続いて2番目に神楽の多い県です。神楽の種類は5種類あります。芸北神楽,安芸十二神祇神楽,芸予諸島の神楽,備後神楽,比婆荒神神楽があります。この中には今ではあまりみられない神楽や全国的にも珍しい内容の神楽などもあります。広島の神楽の数や種類・歴史は全国で最も充実しています。豊臣秀吉が天下を支配していた時代の神楽が残っていて,400年以上たった今も各地で上演されています。これは神楽の一大奇跡といってもいいでしょう。

三次の神楽

 三次の神楽は島根県の石見神楽の伝統をくむ神楽(作木町,布野町,君田町),備後神楽をくむ神楽(三良坂町,吉舎町)や比婆荒神神楽の伝統をくむ神楽(下志和地町,三若町)など様々なタイプの神楽が行われています。県内の他の地域はどこも1,2種類の神楽しか伝えていませんが,三次は3つものタイプの神楽を伝えています。県内でも自慢できる神楽だと思います。

石見神楽系統

 広島県の神楽の中で有名な芸北神楽の源流は石見神楽にあります。古事記・日本書紀に由来する神話ものが加わり,演目も豊富で多彩です。演目には大きく2種類に分けられ,六調子は石見神楽の原型といえる比較的緩やかな囃子に合わせ,舞手も重心をぐっと落とした姿勢で行います。八調子は囃子が速く,絢爛豪華な衣装で舞うもので,他県の神楽にも影響を与えています。

基本情報

 名称:伊賀和志神楽「鈴合わせ」
 よみがな:いかわしかぐら「すずあわせ」
 指定:県指定
 種別:無形民俗文化財
 所在地:三次市作木町伊賀和志
 指定年月日:昭和35(1960)年3月12日

関連情報

広島県の文化財ー神楽-鈴合わせ- 広島県教育委員会)<外部リンク>

三次市の文化財の紹介